[雑記]外来語の長音表記について

カタカナ語の長音記号に関しては、まだ自分のなかで答えを出せていないんだけど、今日ほんのちょっとだけ言及があったので、現時点での自分の長音記号に対する態度も含めてまとめておこうと思います。実は “第 65 回 関西 Debian 勉強会” でも少しだけ触れています。

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そもそもの経緯

正直なところ、そもそもの経緯がよくわからないのです。多分長音記号省略のパイオニアでもあったマイクロソフトが長音記号ありに方向転換してUbuntu もそれに倣って…ってのが事の発端だと理解しています。
で、Debian も後を追う?どうする?ってことになったのかな?私が Debian JP に加入した時にはすでに議題には上がっていてなんとなくお触り禁止な雰囲気になっていたように記憶しています。

JIS と 国語審議会

そもそも、このカタカナ表記における長音記号の省略というのは JIS Z 8301 “規格票の様式及び作成方法” を根拠とするものです。ググればすぐ見つかります。微妙な書き方をしていて、結局長音記号は省略してもしなくてもどっちでもいいみたいなことになっています。かつては “長音記号は省略すべし” でしたがかなり前からどっちでも OK に変わったらしいです。(ソースを見つけられませんでしたが 1991 年に変わったらしい。)

なぜ JIS が微妙な表記になってしまったかというと、国語審議会が横槍を入れてきたからです。そんな経緯もあり、

  • 長音省略表記を “JIS表記”
  • 長音あり表記を “国語審議会系ルール”

などと呼んだりします。

互換性の無い 2 つのルールが存在し一方は工業界で、もう一方は教育出版などの分野で採用されてしまったために今のような状況が形成されています。

マイクロソフトはなぜ長音採用に踏み切ったか

マイクロソフトが長音の採用を決定した理由としては、

  • 表示領域やメモリといったハード的な制約が緩くなった
  • コンピュータが一般的なものになった

という 2 点で、その結果としてより自然な日本語の発音に近い表記を採用したといったところでしょうか。

やはり無くならない表記揺れ

マイクロソフトルールの採用で表記揺れが無くなると主張する人がいます。しかし現段階での移行は、新たなカオスを生むだけだと自信を持って断言できます。マイクロソフトは “慣習的に長音記号が省かれてきたものについては省略する” というようなよくわからないルールを採用しています。たとえば “ドライバ” は “ドライバー” ですが、”プログラマ” は “プログラマー” とはなりません。
このあたりの線引きがよくわからない。
(※スタイルガイドはマイクロソフトのランゲージポータルからダウンロードできます。)

これによってどうなるかというと、

  • 長音記号を無条件で採用
  • マイクロソフトのガイドラインを採用
  • 長音記号は省略
  • 独自ガイドラインの運用

という 4 択になります。で、カオス化が進行します。

私の立場

現時点でマイクロソフトルールを採用する明確なメリットは見い出せない。したがって現状を維持すべき。
というのが私の立場です。というか現状カオスです。あるフォーラムで見かけた方で、
“テクニカルタームは長音省略するけど一般的なタームは長音表記します。エレベーターとか。”
というとんでもないオレオレルールで訳する人がいましたが、皆多かれ少なかれそんな感じで訳してるんじゃないかなぁ。それでも翻訳作業に参加していただけると助かるわけですよね。ドキュメントにかけるリソースはどのコミュニティも慢性的に不足していますし、スタイルガイド見て長音のありなしを気にするくらいならどんどこ訳していただいた方がよっぽど良いのではないかと思うんです。

もちろんコミュニティとしてスタイルガイドを持っているということは大切ですし、マイクロソフトのそれを参考にするというのは有りだと思います。

私の好み的な話をすると、”長音記号は省略しないと気持ち悪い”のですが、まぁそれはそれとして、時代の流れ的に長音表記ありへと移行していくと思います。それはもう時代の流れなわけで私の好みとかこだわりとかはどうでもいいんです。まぁ、ぶっちゃけどっちでもいい。

文章まとまってませんが終わりです。以上。

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